2017年09月10日
医学部の編入試験では大学によっては物理・化学・数学も課されます。
3科目まとめて書きます。
これらの科目を得点源にできれば最終合格が大きく近づきます。
理由としては
1.筆記試験の点数が上がるから面接含めた総合点が上がる(何言ってんだ、あたりまえ)
2.出願可能な大学が増える
3.物化数まで網羅できている受験生は少数
などが挙げられるかと思います。
実際、ぼくのまわりの合格者を見ても物化数をしっかり得点源にできた人はわずかでした。
大学によっては物理が0点で合格した人もいたようです(ごめんなさい出典忘れました)。なのでその中で数点でも得点できればまわりに差をつけられます。
もちろん、新潟大や東京医科歯科大など、高得点が求められる大学もあります。
ある程度生命科学と英語が仕上がってきたと感じたら物化数に手をつけ、積極的に出願校を増やすことをオススメします。
ぼくは物化を課す大学でも最終合格を頂いたのですが、物理も化学も中途半端な学力でした。基礎的な問題も落としました。得点率はおそらく50%ほどだったかと・・・。ちなみに大学受験では生物選択だったので物理はほとんど初学でした。
【勉強法】
物化数は生命科学と英語以上に、大学による範囲やレベルの違いが大きいです。
高校の範囲まででよい大学もあれば、大学教養レベルまで必要な大学もあったり。
ですが基本的にこれら3科目については
浅く広く
です。
一般の大学受験では「狭く深く」ですが、編入試験では逆です。
そのため勉強法としては
1.出題範囲を把握する
2.その範囲に関する教科書の例題レベルを解けるようにする
(3.難問に挑まない。深追いしない)
という流れがよいかと思います。
もし過去問が手に入るようであれば、それらの問題を1つずつ潰していくことが効率的です。
【参考書】
一応、紹介します。
ボク自身そこまでやり込んでいなかったので参考程度に読んでいただければと思います。
◎物理
高校物理はこれで十分かと思います。
2〜3周しました。
ただ初学者はこれだけだと理解しきれないことも多いです。他の参考書(うすくてOK)を併用することをオススメします。ぼくは高校時代の教科書を使いました。
大学レベルの物理は、
過去問(KALSで入手)に目を通して、キーワードをググって1つずつ潰していきました。
参考書に取り組む時間はありませんでした。
◎化学
高校化学のおさらいとして解きました。2周しました。
基礎的で問題数は少ないですが、網羅性は高いので初学者にも取り組みやすいかと。
分かりやすい。細かい。
知識の抜けもれがないか確認するため2回通読しました。
ただここまでの知識は編入試験においては不要だったかと思います。
大学の範囲。「化学」とありますが物理の範囲でもあります。
東京医科歯科大学に合格した方が勧めてくれましたが僕は使っていません。
問題数は少ないですが説明が簡潔です。
まずは説明をよく読み、この本の問題が解けるようになれば編入レベルならOK、とのことでした。
Amazonでの評価は低いですが、それは使用目的によるかと思います。
◎数学
高校数学は特に復習しませんでした。
大学の教養課程で使用していました。
偏微分、重積分など講義で扱った部分だけ3回ほど解きました。
編入レベルに適しているように思います。
線形代数は、ごめんなさい、教科書の名前を忘れました。
どの入門書でも問題ないかと思います。
2〜3回ほど、基本的な問題のみを解きました。
2〜3回ほど、基本的な問題のみを解きました。
統計学には手が回りませんでした。
とある友人によると、編入試験で問われる統計のテーマはだいたい決まってるからそこさえおさえれば楽勝だよ、とのことでした。真偽の程は定かではありませんが、確かに過去問を見返してみるとそんな気も・・・。
ブログを読み返してみると「ぼくは〜、ぼく自身としては〜」ってのがけっこう出てきて恥ずかしいのですが、情報の乏しい編入試験においてはこういったケーススタディも重要かと思いまして、、、ご容赦願います・・・。
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