2017年05月08日

医学部編入試験は

①書類選考  ②筆記試験  ③面接

という流れで進んでいきます。
①の書類選考において志望動機書が必要となります。
書類選考のない大学も多いですが、出願時に志望動機書を提出し、それを基に最後の面接が行われることがほとんどです。


動機書の内容としてはほとんどの大学で
  1. 志望動機
  2. 大学又は大学院で学んだ専門知識の概略
  3. 専門知識を医学にどのように生かしたいか
の3つが問われます。
字数は800〜1600字の場合が多いです。

大学によって問われる内容は少しずつ異なるのですが、上記の3点を800〜1600字の間でまとめておくとどこでもわりと応用が効きます。
あとは大学のアドミッションポリシーと照らし合わせて微調整していきます。

オススメは、
  1. 各項目、時系列に箇条書きにする
  2. それを繋げて1つの文章にする(このようにしてまずは大まかな叩き台を作ります)
  3. 推敲を重ねて読みやすいように整えていく
  4. ある程度出来あがったら人に読んでもらう
という具合です。


面接でも言えることなのですが、「自分に正直」であることが大事だと思います。
「こんな些細な動機でいいのか」なんて思うこともあるかもしれませんが、問題ありません。
動機が何であれ、医師として活躍できれば(患者のために働ければ)何でもよいのです。逆に言えば、どんなに大きな動機を持っていたとしても活躍できなければ意味がありません。



編入試験において最もグレーな要素の一つである、志望動機書の評価。
「こんな内容でいいのかな?」なんて心配になるかもしれませんが、論理的に話が通っていればさほど問題ないと思います。


自分の中に漠然とあることを形ある言葉に翻訳してゆく作業は骨が折れます。
文章にしていくには少しずつ言葉を変えていく必要がありますが、それは視点を少しずつ変えていくことでもあります。
その過程で、自分が医学部を志望した本当の理由が見えてくることもあります。


「こんな動機書でいいのか!」
なんて思ったらぜひご相談ください。

 

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この記事へのコメント

1. Posted by なかじ   2017年12月03日 16:24
お久しぶりです。
あれからいろいろあり、医学部編入を目指すことにしました。
私は高校受験以来、面接というものをしたことがありません。そこで、何かオススメの書籍がありましたら教えていただけますでしょうか。
また、ここで質問して良いのかわかりませんが、諸々の理由で志望校の1つで秋田大学を目指しています。受験者が少ないせいか、なかなか秋田大学の情報が集められません。秋田大学にて最終選考まで残ったということで、ブログ主さんが気づいたことで、どんなことでも構いませんので何か情報はありますでしょうか。抽象的な質問で大変申し訳ありません。お手隙の際で構いません。どうぞよろしくお願い致します。
2. Posted by なかじ様   2017年12月03日 18:59
お久しぶりです。
また質問をいただけて大変嬉しく思います。ありがとうございます。

医学部を目指されることにしたのですね(^^)
獣医学を学んでこられたので、一般の再受験よりも編入学の方がやはり近いような気がします。

◎面接について
面接ですが、私は『医学部の面接[改訂版]』
https://www.amazon.co.jp/医学部の面接[改訂版]-赤本ポケットシリーズ-小林-公夫/dp/4325177108
に目を通しました。
この本には頻出質問と「模範的な」回答が載っていて、医学部面接の雰囲気を知るにはいいと思います。

ただ面接で最も効果的な対策は実践練習です。
誰でもいいので相手(受験仲間とか家族とか)に質問集を渡し、その中からいくつか質問してもらい、答えます。
実際に声に出してみると思うように話せないことが多いです。私自身も受験仲間もそうでした。

面接に関する記事を現在作成中ですのでそちらも参考にしてみてください。
3. Posted by なかじ様   2017年12月03日 19:00
(続きです)

◎秋田大学について
秋田は確かに情報が少ないですね。。。

まず秋田は一次選考が書類審査です。志望動機書と履歴書と。
ここで100人強の受験者が20人ほどに絞られます。選考基準はナゾです。慶應大薬学部の方も何人か落ちていました。
巷の噂では、
25歳までしか通らない、女子が有利、旧帝大しか受からない、
なんて言われているようですね。
秋田大の知人によれば
30近い合格者もいる、男子の方が多い、私大文系出身者もいる、
とのことです。
ただ他の大学に比べて若い合格者が多いのは事実です。

4. Posted by なかじ様   2017年12月03日 19:00
(さらに続きです)

二次選考ですが、筆記と面接が2日連続で行われます。
これは受験生にとってはありがたいです。旅費もばかになりませからね・・・。
この二次選考で最終的に5人に絞られます。

筆記試験は生命科学と小論文(英語)。
生命科学はマニアックな問題がやや多い印象。ただそういう問題を解けるのはごくごく一部の受験生なので合否にはあまり関係ないと思います。基本的なことを抑えられていれば合格点には届くはずです。
それと、問題量が多いです(私は時間ギリギリでした)。

小論文は、けっきょく普通の英語の試験です。
記述が多い。わたしの受験時は
「自分のこれまでの研究を英語で述べよ」
のような設問がありました。
設問のレベルは標準的という印象。

試験について答えられるのはこの程度でしょうか・・・。
秋田大は地方国立大の中では立地がいい方らしいです(まわりの人々が言っていました)。秋田駅から歩いて40分位です(立地いいのかな...笑 たしかに山の中にある大学に比べれば・・・)。

それと、秋田大は請求すれば前年度の試験問題がもらえます。
ホームページを見てみてください。
http://www.med.akita-u.ac.jp/selection/md/selection-igakubu.html



少々長くなってしまいました。
まだまだ聞き足りないことはあると思いますのでまた何でも質問してください。

医学部編入学試験はいかに情報を得るのかというのも非常に重要なポイントです。
このようになかじ様のようにブログを探してそこでコンタクトをとるというのはとても有効かと思います。
5. Posted by なかじ   2017年12月03日 20:55
お忙しい中早々に返信頂きありがとうございます!
んー、、なるほど。面接の件に関しては目からウロコでした。噂には聞いてましたが、やはり年齢には厳しいようですね…。
「医者の面接」は私も良さそうだなぁと思っていた所なので、おかげ様で購入する決心がつきそうです。
参考書選びもいろんな情報が飛び交っているため、何が良いのか難しいですが、現在はブログ主さんのオススメを基準に選んでいるところです。
また何かあればご教授ください。
失礼します。

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